創業1934年 梱包資材・包装資材を販売する「キタミ」

こんにちは、北見です。

弊社では毎週週初めに朝礼をしています。その際に社員が交代で経営理念を念頭において思ったこと、感じたこと、気付いたことを発表しています。

それでは、今週の朝礼です。

皆さんも2年前に名古屋入管でスリランカ人の方が体調を崩して亡くなられたのを覚えていらっしゃるかと思います。最近監視カメラの映像が公開されて、それを見ると、職員が付き添っているんですが、スリランカ人の方が「病院に連れて行ってくれ」と訴えていたにも関わらず、入管の職員は「私にはそういう権限がない」と答えていて、だんだん意識が無くなっていく様子が映像に残っていて、その方は結局、その後病院に担ぎ込まれて亡くなってしまいます。もちろん一人ひとりの職員の方は悪い人ではないと思うのですが、映像を見ると私には緊迫感もないように見えました。
聞くところには、この20年間で日本の税関では12人の方が亡くなっていて、そのほとんどが医療を適切に受けられず亡くなっているとのことでした。こうした組織の常識が世間一般の常識といかにかけ離れているかどうして気づかないのかと思いました。
翻って私たちの仕事におきかえて考えてみますと、お客様に対してキタミの常識がお客様の常識に叶っているのか、そういう事を常日頃から点検しながら仕事をしないといけないと改めて思いました。

配送スタッフの発表でした。

この事例に限らず老人ホームでの虐待など、人の命に対してどう思っているのかというようなニュースが多くて、これからどうなっていくのかなって不安に思うところです。

企業は組織が大きくなるにつれてマニュアルやルールが作られていきます。それは社員によって色々な考え方、判断で行動すると、この人はこういう行動をとるけれど、この人はこういう行動をとるといった具合で社員の行動がバラバラになることが予想されます。これは望ましくなく、会社としてこれを正しいと、こういう行動を取って行きたいということをマニュアルやルールにしていきます。ただそれが行き過ぎると、そこから少し外れたことに対して、現場にいる人が自分で考えられなくなっていく。これがマニュアルやルールの弊害だと思います
こうやって毎週朝礼で色々な発表を聞く中で、自分だったらどうだろうと考えながら聞くことが、いざという時の判断力とかに繋がっていくと思います。また、自分たちが正しいと思っているこのルールは正しいのだろうかと考え、間違っていると思った際にはルールを変えていくことも大事だと思います。そうやって、より良い会社になっていけたらと思います。

今週の朝礼でした。

どうもありがとうございました。

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